RPAとは?2019年オススメのRPAツール15選

今では、RPAという言葉は話題になっています。RPAは仮想知的労働者とも呼ばれ、働き方改革や人手不足を解決する手段として期待されています。そこで、今回はRPAとは何か、導入のメリット、オススメのRPAツールということを紹介したいと思います。

 

RPAとは?

RPAとはRobotic Process Automationの略で、「ロボットによる業務の自動化」と表現されます。RPAはこれまで人が手作業で行ってきた業務をロボットが代行、自動化することにより、業務プロセスの処理にかかる時間を短縮し、業務効率を向上させることができます。RPAを導入することで、以下のメリットを得られます。


1.コストを減少できる

2.業務を効率化できる

3.ミスを防止できる

4.人材不足に対応できる

 

RPAツール15選

企業の業務効率や人手不足の課題を解決するために、RPAツールの導入も加速しています。以下はRPAツールを15選まとめました。

 

1. UiPath

UiPathは、RPA業界で世界的なトップベンダーです。2017年に日本法人を設立して以来、日本で急速にシェアを伸ばしている注目RPAツールです。UiPathは機能が豊富にある自動化ツールを開発する環境を提供しており、簡単にロボットでの業務の流れが構築できます。業務の流れのシナリオ化は、ロボットにさせるアクティビティ(動作)をドラッグ&ドロップすることによって簡単にできるだけでなく、「レコーダー」という人の動作を見て自動化するものを使用するのみです。.Netがわからない初心者でも向いています。Micrsoft社のソフトやXAML書式にも適応できるできることが魅力の一つです。60日間の無料トライアルも提供しており、導入前のお試しも可能です。されに、非営利団体、教育期間、小規模企業(従業員250名/台未満、かつ年商約5億円未満)に無償でCE版(Community Edition)を提供しています。

 


2.WinActor

WinActorはNTTグループによって開発された純国産RPAツールです。サービスインフラ・ソフトウェア通信・金融などの業界でよく導入され、日本国内でシェアNo.1となっています。業務の手順を「シナリオ」として記憶し、同じ操作を何回でも繰り返し実行することができます。PC1台でスモールスタートから大規模導入まで幅広く対応可能です。Windows PC上で動く、パッケージソフト(Office製品など)からスクラッチ開発の独自システムまで、プログラミングスキルがなくても簡単に操作できます。60日間の無料トライアルも提供し、サポートも充実しているので、初めての企業にも安心です。

 


3. BizRobo!

国内における実績NO.1サービスとして高く評価されているBizRobo!はホワイトカラーの生産性を革新する、ソフトウェアロボット(Digital Labor)の導入・運用を支援するデジタルレイバープラットフォームです。ソフトウェアはインストールせず、Webサーバーを1台用意するだけで、複数のロボットを作成でき、それらを同時に運用することができます。そのため、大規模なウェブアプリケーションに適しています。また、ドラッグアンドドロップで、ロボットに覚えさせる業務フローの作成が容易にできるので、担当者がロボットを簡単に作ることができます。株価推移の管理・通販サイトの価格調査・在庫管理・商品登録などの作業によく利用されています。日本語によるトレーニングコンテンツも用意し、充実しています。 

 

4. Autoブラウザ名人

Autoブラウザ名人は、ブラウザ上で行う定型的なルーチンワークをを自動化することで、業務の自動化・デジタル化を推進するRPAツールです。インターネットエクスプローラーの起動、取引先のWebサイトへのアクセス、ログオン、メニューやボタンのクリック、ログオフなどを自動化できます。インターネットを介した取引先とのデータ交換が飛躍的に効率化します。また、Excelや、さまざまなWindowsアプリケーションを利用した業務の自動化も可能ですので、業務の生産性が飛躍的に向上します。

 

5. Blue Prism

Blue Prismは、RPA の世界的リーダーとして18年以上の歴史を持つ老舗 RPA ツールとなっていて、高度な管理機能を提供するグローバルシェア No.1 です。Blue Prismは、内部統制を強化し、各事業部門に分散している RPA ロボットを一元管理することができます。運用管理者向けのダッシュボードによりロボットの稼働状況や様々なKPIが可視化されるため、「野良ロボ」化したロボットを捜索し、管理・修正することができます。サーバー集中管理型 RPA で、ロボットの実行ログだけでなく監査ログも取得できるため、ロボットの修正履歴の管理や、ロボットの更新に伴う新旧ロボットの比較が可能です。汎用性に優れていて、メインフレームWindows、Web などの各種インターフェースに対応するだけでなく、社内開発された API のない業務アプリケーションでも連携することができます。高度なセキュリティ機能も提供し、金融機関や医療機関などの規制産業においても、安全に利用することができます。 

 

6. Automation Anywhere

Automation AnywhereはアメリカでのシェアNO.1の実績を持ちサーバー型のRPAツールです。機械学習自然言語処理技術を用いて柔軟な動作が可能でき、定型業務だけでなく、一部非定型業務の自動化までを実現できます。Automation Anywhereは、ソフトウェアボットと共に構成されWindows 環境で稼働し、主な設定は、タスクエディタにより、 自動化したい作業ステップを記録し、スクリプトを作成します。Web サイトのデータ抽出やスケジュールされたファイル転送などの一般的なタスクを自動化する数十種類の事前構築タスクテンプレートが含まれています。光学式文字認識(OCR)やJava との統合などの高度な機能を備えたオプションの統合パックを購入することで、幅広い外部アプリケーションと統合することができます。高いセキュリティ基準にも対応可能です。また、中央管理型のシステムを提供しており、ロボットの一元管理を可能にします。現在、コミュニティ版がリリースされ、スモールビジネス従事者、開発者の方等が無償でAutomation Anywhereを使えることになりました。 

 

7. NICE

NICEは、元々コールセンター業界から生み出したRPAツールで、顧客管理を効率化しています。NICEは単なるRPA製品ではなく、半自動ロボ、業務プロセス可視化ツールを含めた総合的な業務効率化ツールです。光学式文字認識(OCR)やチャットボット、機械学習などの技術を使うので、業務プロセスの中で繰り返し作業を自動化していきます。デスクトップ型のツールだけではなく、サーバー上の処理作業にも対応できます。デスクトップモニタリングという機能もあり、オペレーターが顧客と対話している際に音声を認識し、顧客の属性、ステータス、購入等のメタデータを自動作成することが可能です。

 

8. WorkFusion RPA Express

RPA ExpressはアメリカのWorkFusion社が提供している無料のRPAツールです。コードの必要はなく、ドラッグアンドドロップで作成可能し、録音ボタンを押すだけでタスクを自動化できます。データの収集と分析を行うControl Towerではボット・人・プロセスの管理や進行状況・パフォーマンスを一括管理できるため非常に便利です。日本語対応なしですが、無料トレーニングを提供しているので、小規模の企業やRPAを試しに導入してみたい企業におすすめです。

 

9. ROBOWARE

ROBOWAREは、定型化された業務のオペレーションを自動化できるRPAソリューションです。従来のRPAと比較して、柔軟なカスタマイズが可能であるため、自動化できる作業範囲が広がり、より複雑な作業への対応が可能になりました。ROBOWAREは画面上に表示されるテキストや画像をそのまま認識でき、キーボードとマウスを使って操作する動作を代行します。PHPRubyJavaC#による開発ができ、それぞれの言語に対して多数のAPIが揃えられており、自社内での開発も可能です。 

 


10. SynchRoid

SynchRoidはソフトバンクが開発したRPAツールです。その特徴は「ITスキルが低い人材でも開発できるシンプルなRPA」です。従来、RPAとは開発画面が難しく専門的なスキルが要求されることの多い製品でした。そこでSynchRoidでは、開発画面をGUI(グラフィカル・ユーザー・インターフェース)で提供し、情報システム従事者でなくとも開発者として自動化ロボットを作り出せます。実行環境は、デスクトップおよびサーバーどちらも選択可能です。RPAの導入支援やトレーニングなどのサポートは充実し、多くのシステムとの連携が可能です。 

 


11.Verint

Verint RPAは、操作対象の認識方式として特許技術である画面イメージおよびOCRによる文字認識を組み合わせた独自技術を採用し、対象アプリケーションの制限を最大限に減少させています。また、操作方法を監視・自動記録する機能や、定型のコマンドを選択リストから選ぶことで動作を補完する処理を追加して作成する仕組みを持っているようです。さらに、業務プロセス分析ソリューションによりデスクトップ作業を常時監視し、手順のトラッキングと可視化により、業務プロセスの定義やモニタリングを自動的に行うことも可能とのことです。

 

12. Pega Robotic Automation

Pegasystems は、自社のBPMCRM を補完する目的でRPA のOPENSPAN 社を買収し、ロボット、分析、ケース管理を統合して提供します。Pega の統合 Pega Platform™ 上に構築された適応型クラウド設計ソフトウェアでは、戦略的なビジネス ニーズに合わせてアプリケーションを迅速に展開し、拡張し、簡単に変更することが可能です。「Pega Robotic Automation」には業界トップクラスとなるBPMプラットフォームの主要機能を搭載しています。業務の自動化と業務プロセス管理のデジタル化を、同時に実現することが可能になっています。

 

13. Octoparse

Octoparseはコーディングを必要としなく、クリックするだけでWebデータ抽出を自動化するRPAツールで、Webスクレイピングツールとも呼ばれます。従来、プログラミングや手作業でコピペすることでデータを収集しますが、データ抽出をよりやすくするために、OctoparseAmazon楽天市場Twitterなど数多くのすぐに使えるWebスクレイピングテンプレートを提供しています。パラメータ(ターゲットWebサイトのURL、検索キーワードなど)を入力するだけで、データが抽出されてきます。クラウド型プラットフォームも提供するので、スケジュール設定が可能で、リアルタイムデータを自動抽出し、Webサイトの更新情報をいつでも入手できます。取得したデータはExcel、HTML、CSVのような構造化フォーマットで、またはご指定のデータベースに保存されます。自社にノウハウがないが、課題解決にデータを収集したい場合は、ぜひWebスクレイピングツールを試してみてください。

 

14. Redwood Software

Redwood Softwareは、デジタルプロセスの変換を加速し、業務中の手動作業のコストを削減します。ERP プロフェッショナルサービスの経験があり、Redwood robots は、Oracle やSAP のERP システムと連携して、物流や電子取引、財務などあらゆる分野での作業の効率化を実現します。お客様は、ソフトウェア、クラウドアプライアンスなどの複数の導入オプションから選択できます。Redwoodの自動プロセスパッケージ(APP)は事前設定されて、エンドツーエンドのプロセスをシンプルすることができます。 

 

15. Softomotive

Softomotiveは、RPA製品とサービスの人気の提供会社の1つです。企業が運用コストを大幅に削減し、効率を高め、生産性を向上させ、パフォーマンスを向上させるProcessRobotソリューションを提供します。構造化されたワークフローを整理し、データ品質を向上させ、人的ミスを排除し、優先順位の高い付加価値の高い計画に注力することができます。24時間365日、夜間、週末にかけて動作し、顧客の期待を超えて要求を即時に処理することができます。

 

 

まとめ

以上、RPAの紹介でした。少しではご参考になりましたか?RPAを活用することで、社内の業務効率を大幅に向上させることが可能です。自社にピッタリのRPAツールを導入して、業務を改善しましょう!